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【CHUWI Hi10 X】Ubuntu系OSを入れて実用的なタブレットPCに仕上げる。追記【elementary OS 5.1 Hera】


更新日時:13日前 投稿日時:2020-6-21 1:00:24 Author:VTF



早速ですが以前レビューした【CHUWI Hi10 X】を快適に利用するべく、Ubuntu系のディストリを入れて仕上げていきます
また今回Windowsとの共存は一切考えていません、完全に消します
真似する場合は必ず回復ドライブを作っておくことをオススメします

※2020/06/21 13:20 ブラウザでのタッチパッド誤動作対策について追記※

ディストリはトップ画にもなっている【elementary OS 5.1 Hera】を採用しました
Ubuntu派生なので、Ubuntuファミリでもある程度参考になると思います。

Windowsを使わない理由としては
・この製品のキーボードのタッチパッド挙動が特殊過ぎてWindowsで対処するのが難しい(面倒
・N4100の6GBなので切り詰めればWindowsでも充分に快適動作するが、タッチパッドの挙動はどう頑張っても怪しいままだった
・そもそもWindowsよりLinux好き(開発環境として)

上記が理由で、また今回の目標として
【ライトな開発環境が構築でき、持ち運ぶ際にタブレット状態でもある程度快適にブラウジングが出来る】
を目指して調整します

また、今回解説するのはこのタブレット向けにした方が良い設定部分のみです
なので、他にも色々最適化する項目はあると思うのでそれは各自お好みで。(スワップ領域の調整だとか)

現在解決していない、動作しない機能は
画面の自動回転
だけです、他はサウンドやBT含め全て機能します。
※サスペンドがデフォルトでは機能しないかもしれないです、Ubuntu 20.04では動作するのでそちら使うか解決法は調べれば直ぐに出るので省略。※

また環境構築はレビューしたタブレットと、その別売りのキーボードありきで話を進めます
別売りの専用キーボードがない場合はTypeCでハブを繋いでキーボードと+1ポート無いと出来ません

OSのインストールについて

64bit UEFIに対応しているので何の難しい事もありません
公式サイトからISOダウンロードして、USBに書き込んで、ブートしてインストールするだけ

ISO:elementary OS公式サイト
ライター:Rufus

OSインストール時に自分が指定した設定としては

キーボード:英語(US)
インストール時のパーティション決め:自動、全てを削除してelementary OS のみに

詳しいインストール解説は省きます、最近は非常に簡単なので特に躓くことも無いかと思います

初回セットアップ

インストール後にしたセットアップを進めていきます、これは他端末でも共通でやってる事です

フォルダ名を英語にする

端末を開き
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

専用ドッキングキーボードで日本語入力を出来るようにする

私の場合は日本語入力への切り替えは【Ctrl+Space】で出来るようにしています
【設定】→【キーボード】を開き
レイアウトタブで
・レイアウト切り替え:無効
ショートカットタブで
切り替えに利用したいコンビネーションが登録されていれば無効化します
後、下記画像の場所にある【インプットメソッドの設定...】を開きます

キーボードショートカットの【次の入力メソッド】に指定されているものをすべて消します

次に入力メソッドタブで【Mozc】のみにし
Mozcの設定を開き、【キー設定の選択】にある編集を開きます




ここで【Hankaku/Zenkaku】となっている入力キーを全て【Ctrl+Space】もしくはお好みの切り替えに使いたいキーに指定します
以上で日本語入力に切り替えて利用できるようになります

以上で初回セットアップ完了です。

使いやすいように更にカスタマイズを加える

さてここから本番です、といってもそれほどイジるところ多くないです

解像度問題を解決する

先ずは解像度が高すぎるのをなんとかしましょう
デフォルト解像度以外選択できる解像度は役に立たないので追加する必要があります。
解像度モード追加→ディスプレイに対し解像度を追加割当→追加された解像度を利用
の順で進めます
今回追加する解像度は【904x1440】です、通常900x1440ですがこの端末では904になります
別解像度にする場合、誤った数値では動作しなかったりバグるので【cvt】コマンドで調べるか計算してください

端末を開き

xrandr --newmode "904x1440_60.00" 109.50  904 968 1064 1224  1440 1443 1453 1493 -hsync +vsync

xrandr --addmode DSI-1 "904x1440_60.00"

xrandr --output DSI-1 --mode "904x1440_60.00" --rotate normal
再起動時に解像度追加がリセットされてしまうので、自動追加用にスクリプトを追加する
sudo vi /etc/profile.d/resolution.sh
以下内容を追記して保存
xrandr --newmode "904x1440_60.00" 109.50  904 968 1064 1224  1440 1443 1453 1493 -hsync +vsync
xrandr --addmode DSI-1 "904x1440_60.00"
新規作成になると思いますが上記2行だけでOKです

※ログイン時の解像度は修正してません、そのうちやります※

タブレットモード時の入力を快適にする

ElementaryOSにもスクリーンキーボードがあるので、設定して快適にします

【設定】⇒【ユニバーサルアクセス】を開き
【文字入力】を開きます
【オンスクリーンキーボード】を有効にします




デフォルトでは打ちづらいので 【オンスクリーンキーボードの設定...】からお好みの設定に変更
スクリーンキーボードをロングタップでリサイズが出来るのでお好みのサイズに変更することも出来ます。
以下私の設定





個人的にはデフォルトテーマをグラデ抜いてフラットにするといい感じでした
キーボードサイズの変更が安易なので良いです
上手くリサイズできない場合は右側にある十字ボタンの所をロングタップすると上手く行くと思います

ドッキングキーボードのタッチパッド誤動作を無くす

前レビューで上げたタッチパッドの挙動で、各ファンクションが暴発するのでOFFにします
特にタッチパッド上部から下方向へのスワイプ挙動が暴発しやすいです

【設定】⇒【キーボード】⇒【ショートカット】

から該当するコンビネーションが割り当てられている機能を【Space】入力で無効化する

専用ドッキングキーボードのタッチパッド動作表

・タッチパッド上部辺から下方向へ1本指でスワイプ:Super+Dキー
・タッチパッド右辺から左方向へ1本指でスワイプ:Super+Aキー
・タッチパッド左辺から右方向へ1本指でスワイプ:Super+Tabキー
・タッチパッド下辺から上方向へ1本指でスワイプ:Super+Bキー
・2本指で上下スワイプ:スクロール
・2本指でピンチ:ズームイン/アウト
・3本指系:恐らく無し、1本指でのジェスチャーと同じ挙動をする

Chromeブラウザでドッキングキーボードを利用している際にピンチによるズーム、ズームアウトが誤動作する問題を対処する

これ滅茶苦茶ストレスでした、スクロールするには2本指で上下スワイプするのですが、ピンチ判定がシビアで直ぐに暴発します、スクロールしてるだけでズームしたりしなかったり、なので無効化します
色々検証しましたが今回はChrome側でズームサイズを固定にしちゃいます、なのでズームを利用する人はドライバ系をいじらないとダメかもしれないです

対処は非常に簡単で、下記Chromeストアから拡張機能をインストールするだけでOKです

Zoom Block

その他、やっちゃアカンかった事

色々あっていくつか忘れましたが
専用ドッキングキーボードのタッチパッドでのスクロール量調整については【imwheel】を使うのが楽だと思いますがこの端末ではNGです
※このドッキングキーボードは特殊でタッチパッド部分は”疑似マウス”として認識されているため採用、2フィンガースワイプはマウスホイールスクロールと同じ扱いです※
タッチパッドの動作はそのまま、スクロール量の調整も出来ますがキーボードの動作がバグります
Aキー押したらSuperキーだったり大半入力出来なかったり電源ボタンに変わってたり滅茶苦茶になるので注意です

またログオン時の解像度調整でlightdmの設定を変えると思いますが、私の環境では起動時のロゴから進まない問題が発生したのでやめました
もし同様の状態に陥った場合はBIOSから起動してBootから【Ubuntu】を直接選択すると起動オプション選べるのでリカバリーモードから設定を元に戻して再起動しましょう。

以上でカスタマイズ終了です、今までと比べると不具合が非常に少なく、非常に楽ですね、快適です
他はLinuxユーザであればお好みの構成があると思うので、各自で調整なり追加なりしてください。
Windowsのときの挙動と比べれば画面回転以外はマジで快適なので、Linux用タブレットとしては最適だと思います

今後も何かあれば追記か別記事にします、お疲れ様でした!


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