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英語練習帳⑲


更新日時:4日前 投稿日時:2019-12-1 20:28:29 Author:mareraion

練習⑲


 訳:A系列/B系列
 マクタガードは、時間における位置(場所)が二つの系列―彼が「A系列」と「B系列」と呼んだもの―に属すると気づいた。すべての事象は両方の系列に属するが、しかし諸系列は極めて異なる特徴を有する。A系列における事象は、それらの位置(場所)を絶え間なく変えている。未来の事象は現在になり;現在の事象は過去になり、過去の事象はさらに過去になる。対照的に、B系列におけるあるイベントの位置は決して変化しない。もしあるイベントが1961年に起こったらならば、それが1961年に起こったということは常に真であり、また常に真であるだろう。もしあるイベントが別のイベントよりも早いならば、その事実は決して変化しない。三つの見解がA系列とB系列に関して可能である:A系列が時間にとって基礎的である;B系列が基礎的である;いずれの系列も基礎的ではない。最初の見解の擁護者はA論者である。第二の見解の擁護者はB論者である。第三の見解の擁護者は、ディベートが誤解されていると考える:時間についての二つの言語があるが時間系列は一つだけであり、それは異なる仕方で記述されうる。

  ・振り返り
 今回も特別文法的には困る場所はなかった。内容としては、前回述べたマクタガードの話の延長である。
 彼が導入した時間に関するA系列とB系列についての話である。が、しかしこれが現在どれほど有効であるのかは自分には判断し難いです。去年の分析哲学特集の時間に関する議論でもこの話を見たと思うので、存外まだホットなトピックなのだと思います。
 時間という問題は非常に人気があり、人口に膾炙しているように思います。興味ある方はマクタガードの論文を読むか(自分はまだ買えていないのですが、講談社学術文庫に翻訳あります)、中島義道先生の『「時間」を哲学する』(ちゃんとマクタガードの話が触れられており、2系列の説明もあります)、あるいは青山拓央先生の『分析哲学講義』の最終講義(非常にオススメですが、A系列B系列の話が直接でていたかはうろ覚えですが時間についての話をしているのは確実です)を読むといいと思います。物理学的な時間に興味がある方は、講談社のブルーバックスから出ている『時間とはなんだろう』や『相対論のABC』などを読むと面白いように思います(相対論への入門の入門としては、手に入るか分かりませんが岩波ジュニア新書の『アインシュタインが考えたこと』などは非常にオススメです。あるいはニュートンの特集号など)。
 

 練習①&目的&テキスト


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