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英文法の準備運動


更新日時:4日前 投稿日時:2020-5-14 7:47:38 Author:mareraion

0.概要

 本記事で扱う内容は中学生のレベルで習う英文法の基礎です。
 どういった人が読むとタメになるかといえば、以下の引用の文章を見て、文の把握をする際にどこからとっかかればいいのか分からない人や、もうまったくお手上げ、という人を対象としています(下記の文章の解説は、本記事の4.構文解析の実践にておこないます)。
 

The intense interest aroused in the public by what was known at the time as “The Styles Case” has now somewhat subsided. Nevertheless, in view of the world-wide notoriety which attended it, I have been asked, both by my friend Poirot and the family themselves, to write an account of the whole story. This, we trust, will effectually silence the sensational rumours which still persist.  
(引用:"The Mysterious Affair at Styles" by Agatha Christie http://www.gutenberg.org/files/863/863-h/863-h.htm)


 本記事はすぐに話せる英語!というのを目指すというよりは、多機能な工具を作成して様々な場面に適用できるようにするのを目的としています。また、筆者自身、話す(speaking)よりも読む(reading)に力点を置いてきたため、どちからというと構文解析をしっかりやろうというモチベーションがあるため、本記事は後者寄りの内容になってしまいます。ただ、だからといって文法を知ることが話すことへの迂路であるかといえばそういう訳ではありません。
 しかし、文法面倒、すぐに使える英語で後は実践でどうにかする!という超実戦派サイヤ人的な人々には、次の表現集をオススメします。

 超簡単な英語表現 (MSJP shikaskさんのブログ)

 とても面白く、また英語表現自体の種類も豊富に取り挙げられていますので、大変便利です。この記事が実践場面を想定しているとすれば、本記事は理論的な基礎を固めるものと思っていただければ幸いです。
 以下では、まず文の要素及び品詞(大雑把に言えば、単語を職業別に分けること)について説明していきます。そして、平叙文(疑問・命令文ではない、主語述語を持った文、と考えてもらえればよいです)理解の基礎となる、5文型について確認したいと思います。その後に、実際の文章に対して、どのように構文解析を行うのかを示したいと思います。最後は、今回の記事を作成するにあたり参考にした文献を挙げています。読書案内になるかは分かりませんが、自分が読んだ感想を書いていますので、参考程度にお読みください。
 また、本記事を読むにあたっては、当然のことですが、先に述べた順序通りに読む必要は必ずしもありません。必要である箇所を読んでいただければと思います。筆者としては、文型の説明と構文解析の方法を見て、読む際の手掛かりをつかんでいただければ幸いです。
 最後に、本記事を読み進めていかれる方で、誤りに気付いた方、あるいはこうした方が見やすいのではないかという方、また、ここの説明をもう少々詳しくてして欲しい、という方はコメント等いただければと思います。また、これよりもっと楽な方法あるYという方は、是非記事を書いていただければと思います。筆者自身、まだまだ未熟な身ですので、学びながらの記事ということになります。不完全は百も承知ですが、少しでも役に立てればと思います。がんばっていきましょう。
 

追記
5/22更新 ・shikaskさんのページにてご紹介いただきました。ありがとうございます。
      ・一部加筆と誤字脱字等の修正(内容に変わりはありません)。  

 

1.文の要素

 本節では以下の説明で用いられる文の要素とその省略記号について述べます。本節と次節は文の要素に焦点を当てた説明となりますので、ぼんやりと知識があるからいいやと思われる方は進んでもらって、必要であると感じられた際に適宜参考にしてもらう方がよいと思われます。
 
 文の要素は主要素従要素の二種類に分けられますが、修飾語以外は主要素と考えてもらえれば大丈夫です。以下抽象的な文章になってしまっていますが、各々の説明となります。

 ・主語(Subject):主語述語形式を有する文章上において、述語に対してその主体である語(例えば動作を行う主体、作用を与える主体、属性を有する主体、など)。多くは名詞や代名詞であるが、名詞的な振舞をする句や節も主語になる。修飾部分を除いた文章上では、多くの場合文頭にあるのが主語です。

 ・動詞(Verb) :主語に対して、主語の動作や状態、作用等を表します。

 ・目的語(Object):動詞の動作や作用の対象となる語をのことです。目的語となるのは名詞です(細かに述べると、名詞、代名詞、形容詞、不定詞、動名詞、名詞句、名詞節、引用語句ですが、これらが名詞的振舞をする時に目的語となります)。

 ・補語(Complement):主語や目的語を補うことで文意を完成させる語を指します。どういうことは後に見る5文型のSVCとSVOCを見ていただければと思います。補語には二つあり、主格補語(Subjective Complment)と目的格補語(Objective Complement)の二種類があります。

 ・修飾語(Modifier):修飾語には、形容詞と副詞の二つが属します。各々、名詞や動詞、形容詞に修飾することで、より詳しい説明をすることができるようになります。
 

2.品詞

 以下では主要な九つの品詞について見ていきます。品詞を知っているとどういう利点があるのかを一つ上げれば、文の骨を取り出しやすくなる、という点が挙げられます(この点は、次の5文型も共通しています)。
 以下では想定していたよりも文章が膨らんでしまったのですが、重要な部分は赤字にしていますので、そこだけ読んでもらえれば大丈夫です。それ以外は付随して説明しているので、適宜必要であると感じた場合は読んでいただければと思います。
 

 2.1.名詞(Noun)


 多くは具体的なもの(人、場所など)指す言葉として用いられる単語のことを指します。英文においては、文の主語(=S)、動詞の目的語(=O)、前置詞の目的語、動詞の補語(=C)の役割を果たしたり、同格で用いられたりします。
 主語と目的語としての役割については恐らくみなさんご存知だと思うので、同格について、名詞に関連する限りで補足説明しておきます(同格をしっていなくても本節以降は読めます。そのため、読み飛ばしていただいて大丈夫です)。これは以下のような事柄を指します。

 Dr.Ryle, the most famous contemporary philosopher, maintained that…….

 上記のような文の場合、主語が二つ並置される形で置かれていますが、ここで"Dr.Ryle"と"the most famous contemporary philosopher"は、前者について、後者が込み入った説明をしています。こうした同格の働きをする名詞はそのすぐ後ろに来るのが普通ですので、品詞が念頭にあればそれほど神経質になる必要はないと思います。
 ここでは取り上げていませんが、同格にはもう少し種類がありますが、共通しているのは「一方が他方を説明する役割を担っている」という点です。この点を抑えておいていただければ、他の同格についても問題ないのではないでしょうか。
 

 2.2.代名詞(Pronoun)


 Iという一人称代名詞を除けば、その代名詞の前後に出てくる名詞を指す形で用いられます(he/she/it/theyなど)。品詞の名称の通り、代わりをする名詞、というイメージです(以下は例示ですので、読み飛ばしてもらって大丈夫です)。
 まず、名詞が前に出てくる場合の例を挙げますと、以下のような形です。

 Ryle said.... He thinks...
 
 こういう文の場合、後ろの代名詞heは、同一段落中でのRyleの複数使用を避けて用いられた代名詞になります。
 さて、次に後に出てくる場合ですが、恐らく一番多いのは、形式主語として用いられる場合ではないでしょうか。これはざっくり言えば、主語が長くなってしまいすぎると、主語を後ろに置くというものです(目的語の場合にもこの用法はありますが、ここでは名詞に限ります)。

 It is clear that ramune candy is a very dangerous candy.

 この文章における主語はthat以下ですが、それが長いため、主語にItを用いています。日本語に訳す際は好みによりますが、後ろの内容を前にもってきて考えれば、とりあえず直訳の上では問題ありません(読みやすさは無視しますが)。上記であれば「ラムネ(飴)が危険な菓子(飴)であるということは、明らかである」と読めばよいということになります。
 

 2.3.動詞(Verb)


 文の述語となる語を言います。時制や主語の人称によって変化するというのが注意点です(復習!)。
 後の5文型の話にも絡むため、ここで自動詞と他動詞の説明をしておこうと思います。この二つの違いを大雑把に言ってしまうのであれば、動詞の直後に目的語を置くことができるかどうか、という点にあります。自動詞は主語と自動詞で完結した文を作ることができますが、他動詞は目的語を必ず必要とします。多くの動詞は自動詞・他動詞の両方の用法を持っていますので、文の形を見て、あぁこれは他動詞で使ってんだなと考えれば十分でしょう。略記としては自動詞はVi、他動詞はVtという表記が用いられます。
 

 2.4.形容詞(Adjective)


 名詞を修飾する用法動詞の補語になる用法が中心となります。 
 a red carの場合は前者で、This ramune is deliciousは補語の役割として使われます。
 

 2.5.副詞(Adverb)


 副詞は形容詞とは異なり、名詞以外を修飾する語です。
 a very delicious ramuneという場合、veryという副詞はdeliciousを修飾しています。
 

 2.6.前置詞(Preposition)

 
 名詞や代名詞と結合して、形容詞あるいは副詞としての役割を持ちます。
 前置詞と呼ばれる通り、名詞の前に置かれます。
 

 2.7.接続詞(Conjunction)


 語と語、あるいは文と文をつなぐ役割を担います。
 ramune and ramen(語と語)やI like ramune. But I don't ramen.(文と文)というよう形で用いられます。また、接続詞を用いることで、文章を一つにすることもできます。例えば、I like ramune because it is very delicious.というような文となります。

 2.8.助動詞(Auxiliary Verb)


 原形の動詞の前にくる動詞です。話し手の判断等を表すものが多いです。
 これは恐らく口酸っぱくして言われてるでしょうから省略! 
 

 2.9.冠詞(Article)


 名詞の前に置かれるtheやa/anのことです。
 theとa/anのざっくりとした違いは前者が既知、後者が未知の事柄の前に付されるということでしょう。
 

3.5文型

 以下ではざっくり5文型をまとめます。  5文型、というからには文型は5個あるわけですが、とはいえこの5文型は実質二種類、自動詞の場合と他動詞の場合に分類することができます。自動詞と他動詞についての説明については、品詞の動詞の箇所を参照してもらえればと思います。
 それでは、順に、自動詞型のSVとSVC、他動詞型のSVO、SVOO、SVOCを見ていこうと思います。
 

 3.1.SV型

 

 上記で取り上げた中で、ある意味最も単純な型。主語と動詞からなる完全自動詞(Complete Intransitive Verb)と呼ばれる文です。
 デカルトの有名な「我思う、ゆえに我あり」はこの型の文を二つ繋げたものです。

 I think, therefore I am.(直訳:私は思う、したがって私はある)

 完全自動詞ですので、後ろに目的語、補語がくることはありません。
 ただ、She sings well.のように副詞がくっつくことはります。
 少々複雑ですがThere is ~型の文もこの文型に入れられます(これは一種の倒置で、文頭のThereは形式的主語)。
 

 3.2.SVC型

 

 こちらは目的語は取らないのですが、補語は必要とします。不完全自動詞(Incomplete Intransitive)と呼ばれる動詞を持つ文はこの文型の文を作ります。
 ①「状態」、②「状態の変化」、③「~のように見える(聞こえる、感じる,...)」などの感覚に訴える意味の動詞がこの不完全自動詞の例となります。

 ①(「~である」、「~のままでいる」、「~の状態にある」など):be,remain,keep,stay,run,など...
 be動詞の場合は、「~である」という繋辞として用いられます。
 He is a doctor.(彼は医者である)などが例になりますが、繋辞としてのbe動詞の機能はSがCである(S=C)ということになります。
  →ここを=関係で説明しているが、正直He is happy.などの場合はなじまない気もする。

 ②「~になる」:become,come,fall,grow,get,など...
 He became a doctor.(彼は医者になった)
 I get angry.(私は怒る)

 ③look,seem,appear,sound,feel,smell,など...
 He looks happy.(彼は幸せそうだ)

 注意点:前置詞句はMとなるため、補語Cの役割を行うこともあります。そのため、SV型とSVC型の区別が難しい場合があります。 
 例えば、
 
 I am from Japan.(私は日本出身です)
 I am in Kyoto.(私は京都にいます)
 
 上記の二つの文を比べた場合、どちらもbe動詞以下は前置詞と名詞による前置詞句ですが、前者のfrom Japanの場合は形容詞としての働きをするためCとして扱われ、後者は副詞的用法のためMとして扱われます。
 

 3.3.SVO型

 

 ここからは他動詞で三種の文型。こちらは先の場合とは違い、目的語は取るが、補語は必要としない場合となります。完全他動詞(Complete Transitive Verb)と呼ばれます。
 
 She bought a ramune.(彼女はラムネを買った)
 
 他動詞の特徴を述べた際にも触れましたが、他動詞型の文型の特徴は前置詞を要せずに直接後ろに目的語を置けることにあります。自動詞+前置詞(rely onのようなもの)による動詞句は、場合によっては他動詞と言われることもありますが、一般にはこれはSV型に分類されますので、やはり特徴は先に述べた点にあると言えるでしょう。
 

 3.4.SVOO型

 

 この文型は目的語を二つ取る点が特徴的です。この場合の動詞は授与動詞(Dative Verb)と呼ばれます。
 授与動詞、という名からgiveを連想していただければ、この文型についてある程度分かっていただけると思います。
 give O1 O2の形の時、これは「O1にO2を与える」というように一つの動詞と二つの目的語で意味が完結します。

 She gave him a ramune.(彼女は彼にラムネを与えた)

 ただ、ややこしい点があるとすれば、前置詞を用いて目的語の順序を入れ替えることができるという点でしょう。置き換えられる場合には、toかforが置き換えの際に用いられます。つまり、先のgiveの例において、順序の入れ替えが発生するとgive O2 to O1の形となります。置き換えの際には、to型とfor型のいずれかである場合が多いです。

 She gave a rmune to him.(彼女はラムネを彼に与えた)
 

 3.5.SVOC型


 この型は目的語と補語を必要とするため、不完全他動詞(Incomplete Transitive Verb)と呼ばれます。
 この文章の考えたかとしては、先のOO型とは異なり、CによってOを説明する役割がある、と考えるとよいでしょう。ここで、OとCの関係は、SVCにおけるSとCの関係に似ています(下記の例文②だと、それが顕著だと私は思っています)。
 以下は五つ上げていますが、中学レベルであれば①と④が中心となって解説されています。
 主な不完全他動詞は、①「~を…にする」というような状態変化や、②「~…であると思う(信じる・分かる)」のような判断的な文、③「~が…するのを見る(聞く、感じる)」というような知覚動詞、④「~に…させる」というような使役動詞、⑤「~が…することを望む(命じる、許す、強いる)」などの意味を有する動詞、などがあります。
 
 ①She made her friend god-painter.(彼女は彼女の友人を神絵師にした)
 make,get,set,turn,drive,keep,leave,choose,call,name,elect,appoint,etc...

 ②I know her to be god-painter.(私は彼女が神絵師であると知っている)
 think,believe,consider,find,hold,judge,know,imagine,prove,suppose,etc...

 ③I saw her take him away.(私は彼女が彼を連れていくのを見かけた)
 see,wathch,hear,feel,smell,notice,observe,perceive,etc...
 
 ④She makes him work for her(彼女は彼女のために彼を働かせる)
 make,have,let,get,cause,etc...

 ⑤Corona virus compels us to stay at home.(コロナウイルスは私たちに家にいることを強いる)
 want,wish,like,tell,ask,beg,order,command,permit,allow,compel,force,oblige,enable,teach,persuade...
 

4.構文解析の実践

 

 ①The intense interest aroused in the public by what was known at the time as “The Styles Case” has now somewhat subsided. ②Nevertheless, in view of the world-wide notoriety which attended it, I have been asked, both by my friend Poirot and the family themselves, to write an account of the whole story. ③This, we trust, will effectually silence the sensational rumours which still persist.

(引用:"The Mysterious Affair at Styles" by Agatha Christie http://www.gutenberg.org/files/863/863-h/863-h.htm)
 
 上記文中の①~③は便宜的に筆者が付したものです。
 それでは構文解析をしていきましょう。

 まず①です。文章を訳す際、あるいは理解したい際に見つけたいのは、何を置いてもまずは主語と動詞です(文の要素で述べたように、これは文の主要素なので)。この文章における主語は何に当たるかと言えば、The intense interestです。恐らくこれは問題ないでしょう。byまでの間を取り出してみると、
 

 The intense interest aroused in the public...


となるわけですが、この時点でS、V、Mがある!と考える方もいるかもしれません。ここではその考えでSを探り当ててもらってもいいのですが、次に気になるのはarousedがVに当たるかどうかです。というのは、この先を見ていくと、①の文中で一見すると動詞に見えるのはarousedの他に、was known、has (中略) subsidedと計三つあります。結論から言えば、本文章の骨となるのは、The intense interest (略) has (略) subsided.という完了形のSV型の文となります。これだけを直訳してみると、「激しい関心は静まった」という意味になります。
 まずこの一文をざっくりと分解してくと、以下のように括弧でくくっていけます。
 

 ①The intense interest aroused (in the public) (by what was known at the time as “The Styles Case”) has (now) (somewhat) subsided.


 ()括弧でくくったのは、一見して明らかに修飾節となっているものです(文の要素の章で述べた通り、形容詞と副詞はまず主要素とはなりません。ただし、形容詞は補語の場合を除いてと言わねばなりませんが)。上記でくくった箇所を除いた分は以下のようになります。
 

 ①' The intense interest aroused has subsided.


 ここまでくると、残るはarousedかhas subsidedかのいずれかになりますね。さて、ここで文型を考えると、どのような文であれ、平叙文である限りにおいてはSVという形にならねばならぬ以上、arousedが動詞である可能性はここで消去されます。SVVというのは奇妙な形ですね。ここでのarousedは形容詞の働きをする過去分詞として捉えます。つまり、残されるのは 
 

 ①'' The intense interest has subsided.


という文章ですね。これで文の骨は取り出せました。残りの肉(修飾部分)はそれぞれかかっている文に合わせて訳していけば終わりです(ここでより正確に抜き出していくと、冠詞と形容詞(intense)は切り離されて、interest has subsidedとなります。文法書だとこのレベルまで解体しています)。

 以上が①の文章に対する文法解析です。それでは、次は②です。詳細な解説は①で行ったので、②と③はあっさりとやってしまいましょう。

 先ほどと同じ要領でまずは括弧でくくっていきましょう。
 

  ②(Nevertheless), (in view of the world-wide notoriety which attended it), I have been asked, (both by my friend Poirot and the family themselves), to write an account of the whole story.

 ②' I have been asked  to write an account of the whole story.


という形にまで解体できます。これはSVOC型の文章の受動型になりますね。ここだけ訳すと、「私は全貌の説明を書くように求められた」と訳せます。
 
 さて、最後に③を解析してみましょう。これはとっても簡単。
 

 ③This, (we trust), will (effectually) silence the sensational rumours (which still persist).

 ③' This will silence the sensational rumours.


 元々が簡単な文でしたが、挿入節を括弧でくくってしまえばこのような形になります(ちなみに今回の挿入節は最後に訳してやればいいです。" ......" said he.のようなのと同じ感じ)。SVO型ですね。直訳すると「これでセンセーショナルな噂は沈黙するだろう(と私たちは信じる)」となります。
 

 訳文の例:当時「スタイルズ事件」と呼ばれていたこの事件への世間の関心は、今ではやや静まった。それにもかかわらず、この事件が世界的に有名になったことを鑑み、私は友人のポアロとその家族から、この事件の全貌を書いて欲しいと頼まれた。これにより、依然として残るセンセーショナルな噂が、効果的に沈められるだろうと私は信じている。


 ちなみに、私は慣れるまではこんな感じで文章に構文解析いれてました(下記の書き込みでto write~以下をOとしてますが、間違ってます。補語Cとして理解する方が正しいです。私もまだまだ未熟…)。

 
 
 ・構文解析のざっくりまとめ
 1.文の主要素である主語と述語を発見しよう!
 2.見つけづらい場合、主要素でないのがはっきりしている副詞部分を括弧に入れていこう!
 
 

5.参考文献

 ・概説的な本

  1. 『新マスター 英文法』 中原道喜 聖文新社 2016年(改訂版)
  2. 『一億人の英文法』 大西泰斗、ポール・マクベイ 東進ブックス
  3. "Grammar in use Intermediate Second Edition" Raymond Murphy, William R. Smalzer CAMBRIDGE 2005(2nd ed,2000)
 1は概説書と言える。索引等も完備されているため、辞書的な用い方をする際には便利。練習問題も付されており、非常に読者ライクに見えるが、正直通読には向かない一冊。
 2は1と比べると通読することを意識してた書かれた一冊で、頁数だけで考えると少々気が引けるが、中身は図などを多用した読みやすさ重点の文法書。また、本記事とは異なる形で文法解説がされており、「話す(speaking)」に重点が置かれているのも良い。ただし、索引が欠けている。ネットでは公開されている模様。
 3はケンブリッジ出版の英文法書。ドリル形式ではあるものの、自分の用い方だと索引便りに必要箇所を読んでる状態なので、概説的とした。ユニットが約133あるが、見開き左ページに解説、右ページは練習問題という形式であるので、英語がある程度読めるのであればこの文法書を練習ドリルにするのもあり。
 

・ドリル形式

  1. 『英文読解入門 基本はここだ! 改訂版』 西きょうじ 代々木ライブラリー
  2. 『ポレポレ英文読解 プロセス50』 西きょうじ 代々木ライブラリー
  3. 『英文読解の透視図』 篠田重晃、玉置全人、中尾悟 研究社
  4. 『Mr.Evineの中学英文法を終了するドリル』 Evine(恵比寿大輔) アルク
 恐らくどれも大学入試の定番書ではないかと思われる。掲載順序が難易度別になっていなくて申し訳ないが、難易度は高い順に3>2>1≧4という感じ。手を動かして問題を解いていきたい、という人は自分のレベルにあったドリルを買ってやっていくのをおすすめします。以下、どういう感じか。
 1と2は短文(一文から一パラグラフ程度)に対しての構文解析を行い、それの解説というのがおよそ五十題あります。3は長文(一、二パラグラフ。基本的には十行以上の文章)一題及び、その長文に用いられている文法のテーマにそった短文が2~3題付されるという形のドリルです。3で出題されるような英文を読めるようになれば、大体の英文は読めるようになります(正直に言えば、入試はあえてイジワルな文章を出しているので)。4は5文型の説明から始まり、中学一年から三年の英語を一か月で復習するというものです。本記事に近いのはこれですね。また、積極的に用語を用いるので(ちゃんとどういう意味か示した上で)、文法用語の理解も促進してくれます。

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