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X470マザーで2080tiとRyzen9 3900X動作確認をしてみた


更新日時:5ヶ月前 投稿日時:2020-1-24 19:15:27 Author:wonder-1212

X470というAMDのRyzen系CPUに対応したAM4ソケットマザーボードを使用して、グラフィックボードは変えることなくCPUだけを変えて、どのように動作するのかを検証した。
変更点は、CPUとCPUファンのみ。

検証環境はこちら


CPUファンが統一できなかった点は次に活かしていくとして、まずはこのあとの検証結果を見ていただきたい。
では、定番のシネベンチから。



両者1回目の数値で比較すると、マルチスコアは2.1倍、シングルスコアは1.4倍。第2世代Ryzenである2700と第3世代Ryzenである3900X、コア数も違うのでマルチスコアを単純に比較することに意味はないが、1コア当たりの性能をチェックするシングルスコアの伸びは眼を見張るものがある。Intel製CPUに比べて弱いと言われていた1コア当たりの性能がここまでの進化を遂げたのは素直に称賛したい。
ただし、あくまでシネベンチ上での結果で、PCの性能すべてに直結するわけではない。

続いてファイナルファンタジーシリーズのベンチマーク。



※R7=Ryzen7 2700 R9=Ryzen9 3900X

FF14ベンチマークでは約3000の差、FF15ベンチマークでは約1700の差。これは2080tiがCPUに足を引っ張られていたのか、それともCPUの性能が加味されてスコアが上がっただけなのか。これだけでは判断ができないので、3DMarkのベンチマークを見てみよう。


※上段が2700、下段が3900Xとなっている。

※上段が2700、下段が3900Xとなっている。

この2つのグラフを見ると、総合スコアは上がっているものの、グラフィックスコアに変化がほぼ無いのである。(むしろ、FireStrikeでは若干ではあるが3900Xのほうがグラフィックスコアを落としている) もちろんFF14・15ベンチマークも同様なのかは分からないが、少なくとも3DMarkではCPUによってグラフィック性能に大きな影響を与えるものでは無いようだ。どのゲームにもある最低限の性能を満たしていれば、という条件付きになると思われるが。

では、4Kではどうなのだろうか。同様に計測したものがこちら。



フルHDとほぼ同様にグラフィック性能は「ほぼ」変わらず、総合的に性能が上がったと言えるのではないだろうか。

 今回、実際のゲームでのフレームレート計測などが抜け落ちているため、ここからの結論が必ずしも正しいとは言えないが、まとめてみたいと思う。
まず検証で使用した「MSI RTX2080ti VENTUS」は静音性を売りにしているが温度が上がり過ぎれば性能を出せなくなる為、「MSI AfterBurner」などでファン制御をしてやることで、本来の力を発揮させる必要があるだろう。
 もうひとつ、X470という第2世代Ryzenと同時に発売されたマザーボードを、BIOS更新をすることで第3世代Ryzenが「使える」ということだったのだが、筆者は多少なりとも性能が落ちるものだと思いこんでいた。しかし、そうはならなかった点を評価したい。(今回のシネベンチの結果のみから判断するのは危ういかもしれないが) 実際にX570を使うことで、PCIExpress Gen4のM.2が使えたり、「X570プラス第3世代Ryzen」を使う際にPCIe x16スロットが2本とNVMeが1つ(動作はx8+x8+x4)使えたりというメリットはあるのだが。
(上記の部分に関して、x16が同時に2本使えるような表記になっていたこと、ご指摘ありがとうございました)

 そして、この記事の本筋であるが、一定程度のCPUを使用している場合、より性能の高いCPUに変えても全体的な性能は上がるが、グラフィックボードの性能を大幅に引っ張り上げるものではないだろう。
ただし、Ryzen7 2700もRyzen9 3900Xもゲーム中のCPU使用率を見るとかなりの余裕があるため、同時に配信や録画などの工程をプラスするにはもってこいのCPUである。

筆者は「今買えおじさん」なので、不満があるならば、余裕があるならば「今買え、さぁ買え」と言ってしまうが、自分の予算内やタイミングで堅実に性能アップをする方も多いだろう。今後「まずは何が自分にとって必要なものなのか」を考えながら、少しづつ性能アップを考える方々の役にたつような記事を目指していきたい。
 

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